公式情報の確認日 2026/10/21
AIを使った映像制作は、「映像そのものを生成するAI」と「撮った映像の編集を楽にするAI」の2種類を組み合わせるのが基本です。生成AIだけで長い作品を作るのはまだ難しく、数秒ずつ作ったカットを編集ソフトでつなぐ作り方が主流です。
映像を生成するならKlingかRunway、編集で時間を減らすならCapCutかVrewから始めるのがおすすめです。
- AIで映像作品を作りたいKling(月10ドル〜)で短いカットを作り、編集ソフトでつなぐ。
- YouTubeの編集を楽にしたいVrewで文字起こし・字幕を自動化し、CapCutで仕上げる。
AIで映像を作るのに必要なツール
| 役割 | 代表的なツール | 必要度 |
|---|---|---|
| 文章・画像から動画を生成 | Kling / Runway / Google Veo | 生成AI作品なら必須 |
| カットをつなぐ編集 | CapCut / DaVinci Resolve(無料版あり) | 必須 |
| 文字起こし・字幕の自動化 | Vrew / CapCut | 話す動画なら推奨 |
| BGM | Suno / SOUNDRAW | 推奨 |
| ナレーション | ElevenLabs / VOICEVOX | 顔出し・声出しなしなら推奨 |
動画生成AIの性能比較
| 比較軸 | Kling | Runway | Google Veo |
|---|---|---|---|
| 使える場所 | Kling AIのサイト・アプリ | Runwayのサイト | Google AIの有料プラン(Flowなど) |
| 特徴 | 料金に対して生成量が多い | 編集機能が多く、複数の生成モデルを選べる | 音声付きの動画生成(上位プラン) |
| 解像度 | 無料は360〜540p、有料で1080p(4K出力にも対応) | プランにより異なる | プランにより異なる |
| 透かし(ウォーターマーク) | 無料は消せない | 無料は消せない | 公式で確認 |
| 向いている人 | コストを抑えて量を作りたい人 | 生成と編集を1か所で済ませたい人 | Googleのサービスをすでに使っている人 |
料金比較表
| ツール | 無料で使える範囲 | 主な有料プラン |
|---|---|---|
| Kling | 1日66クレジット(透かし入り) | Standard:月10ドル(660クレジット)/Pro:月37ドル(3,000クレジット) |
| Runway | 125クレジット(1回のみ、補充なし) | Standard:月15ドル程度(年払いで月12ドル、625クレジット)/Pro:月35ドル程度(年払いで月28ドル) |
| Google Veo | なし | Google AI Pro:月2,900円(Veoは回数限定)/Ultra:月36,400円 |
| CapCut | 無料版あり | Pro(料金は地域・ストアで変動。公式アプリで確認) |
| Vrew | 無料プランあり(毎月クレジット付与) | Light:年15,200円前後/Standard:年23,900円前後 |
| DaVinci Resolve | 無料版で本格的な編集が可能 | 有料版 Studio あり |
※動画生成AIは「1秒あたり何クレジット」で消費されます。月の本数はプランのクレジット数と、作る長さ・画質で変わります。
作りたい映像別:AIを使った具体的な作り方
例1:AIだけで1〜2分のショートフィルムを作りたい
- 物語を10〜15カットの絵コンテに分ける(1カット5〜10秒)。
- 主人公の見た目を画像生成AIで1枚決め、その画像を元に「画像から動画」で各カットを作る。毎回文章だけで作ると顔が変わりやすいためです。
- 1カットにつき2〜3本作り、一番よいものを選ぶ。
- DaVinci Resolveでつなぎ、色味をそろえ、BGMと効果音を足す。
コツは人物の顔が大きく映るカットを減らすこと。後ろ姿・手元・風景のカットを多くすると、AI特有の不自然さが目立ちにくくなります。
例2:自作曲のミュージックビデオ(MV)を作りたい
- 曲を聴きながら、場面が切り替わる位置(拍の頭)をメモする。
- 歌詞の雰囲気に合う映像をRunwayで生成する。抽象的な映像(光、街、空)はAIが得意な分野です。
- CapCutで曲に合わせてカットを並べ、歌詞テロップを入れる。
例3:顔出しなしのYouTube解説動画を作りたい
- 台本を書く(対話AIに構成の相談をすると早く書けます)。
- Vrewに台本を入れると、AI音声のナレーションと字幕が自動で付く。キャラクターの声を使いたい場合はVOICEVOXで音声を作って読み込む。
- 場面ごとに画像や素材を差し込む。
- 書き出し前に、字幕の誤字と読み間違いを必ずチェックする。
例4:TikTok・YouTubeショート・リール用の縦動画を量産したい
- 撮影した横長の動画や長い動画をCapCutに読み込む。
- 自動字幕で字幕を付け、縦長(9:16)に切り替える。
- テンプレートを使い、冒頭2秒で結論が見えるように並べ替える。
同じ形式で何本も作る場合は、1本目を自分用のテンプレートとして保存すると2本目以降が速くなります。
例5:商品紹介・広告動画を作りたい
商品の写真を1枚用意し、Klingの「画像から動画」で、ゆっくり回転する・光が当たるなどの短いカットを作ります。CapCutで価格や特徴のテロップを入れれば、撮影なしで数秒の広告動画ができます。実際の商品と違う見た目にならないよう、生成後に必ず確認してください。
AIで映像を作るときの注意点
- 実在の人物を生成しない:有名人や知人に似せた映像は、肖像権やなりすましの問題になります。
- 透かしと商用利用:無料プランは透かしが入り、商用利用が制限されていることが多いです。
- AI生成である旨の表示:YouTubeなどでは、実写と見分けがつかないAI映像を投稿する際に申告を求められることがあります。
よくある質問
動画生成AIで何分くらいの動画が作れますか?
1回の生成は数秒〜十数秒が一般的です。長い作品は、短いカットを何本も作って編集ソフトでつなぎます。
無料で始めるならどの組み合わせがいいですか?
Klingの無料クレジットで短いカットを試し、DaVinci ResolveかCapCutの無料版でつなぐのがおすすめです。無料の生成動画には透かしが入る点に注意してください。
PCのスペックは必要ですか?
動画生成はクラウドで行うため、PCの性能はあまり関係ありません。ただし編集ソフトは、長い動画や4Kを扱うとメモリやGPUの性能が必要になります。
参照した公式情報
本記事は2026年10月21日時点の公式情報・料金ページの確認に基づくもので、すべてのツールを実機で試したものではありません。
