Make入門の作業メモ|Googleスプレッドシートの行を別シートへ転記する

AI連携を作る前に、入力を受け取り、必要な欄へ渡す基本の流れを確認します。今回の練習は、テスト用スプレッドシートの新しい行を、別のテスト用シートへ転記する処理です。外部への記事公開やメール送信は組み込みません。

確認日:2026年10月20日。Make公式ドキュメントを基にした設計・手順メモで、実行済みの体験記ではありません。実際に利用できる画面や接続方法は、アカウントとプランで確認してください。

準備する2枚のシート

シート用意する列用途
入力テストID、タイトル、状態新しいテストデータを追加する
転記テストID、タイトル、状態転記結果だけを確認する

見出しを1行目に置き、例としてID「memo-001」、タイトル「字幕の手順を整理」、状態「未着手」のような架空データを使います。元と先を同じ監視範囲にすると意図しない繰り返しの原因になるため、入力用と出力用は分けます。

手順1:シナリオに新規行を監視するモジュールを置く

Makeで新しいシナリオを開き、Google SheetsのWatch New Rowsを選びます。Googleアカウントを接続し、入力用のスプレッドシートとシートを指定します。認可画面に表示された対象と権限を確認し、テストに使う範囲を選んでください。

開始位置を選ぶ画面が出た場合は、既存の全行を取り込むのか、これから追加する行を扱うのかを確認します。今回の練習では、設定後に追加するテスト行を対象にする設計です。モジュールの条件はGoogle Sheets公式連携ドキュメントを参照します。

手順2:追加先を選び、列を対応させる

次のモジュールにGoogle SheetsのAdd a Rowを追加し、転記用のスプレッドシートとシートを指定します。先のモジュールが受け取ったID、タイトル、状態を、出力先の同名列に割り当てます。この対応付けがマッピングです。

タイトル欄に文字列「タイトル」と直接入力するのではなく、入力側のタイトルの値を割り当てます。テストデータを読み込まないと選べる項目が出ない場合は、監視側の接続とテスト行を先に確認します。

手順3:スケジュールを有効にする前に単発で試す

開始位置を確認した後、入力シートに新しい行を1件追加し、Run onceで実行します。入力と出力を見て、ID・タイトル・状態が対応しているかを確認します。単発実行でも実際の書き込みが行われるため、保存先がテスト用であることを確かめてから実行します。

Make公式では、シナリオの稼働状態とRun onceの違いがこちらで説明されています。1回成功しただけで、重複対策やすべての入力条件を確認できたことにはなりません。

転記されない・重複するときの確認

この最小構成だけでは重複防止は完成しません。本番データに進める前に、同じIDをどう扱うか、途中で失敗した場合にどこからやり直すかを決めます。

  • 転記されない:対象ファイル、シート名、開始位置、接続アカウントを見直す。
  • 途中から読まれない:入力範囲に空行がないか確認する。Watch New Rowsには空行に関する注意事項がある。
  • 列が違う:出力先の見出しとマッピングを照合する。
  • 同じIDが複数ある:開始位置の変更や再実行の履歴を確認する。必要ならIDの存在確認と分岐を追加する。
  • ループする:出力先が入力側の監視範囲になっていないか確認し、停止してから構成を直す。

手順4:本番化するなら間隔と利用量を決める

必要なときだけ動かす間は、定期実行を有効にする必要はありません。自動化する場合は、公式のスケジュール説明に沿って実行間隔を確認します。利用量は処理内容によって変わるため、小さく試した実績とプランの残量を照合してください。

AIによる要約を追加するのは、この転記を安定して確認してからです。AIに渡す情報と外部APIの料金を整理し、出力は最初から自動公開せず、確認待ちの保存先へ送る構成にします。

保存しておく作業メモ

シナリオ名・目的:
接続したアカウントと対象範囲:
入力先・出力先:
列の対応:
開始位置:
テストIDと結果:
重複時・失敗時の対応:
実行間隔と停止する場所:
テストで消費したクレジット:

参照した公式資料

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